今治タオル|世界が感動したジャパン・クオリティ IMABARI TOWEL

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世界が感動した ジャパン・クオリティ

120年間、タオルづくりの聖地として、タオル産業の発展を担ってきた今治タオル。 「安心・安全・高品質」なジャパンクオリティの代表製品として、ゆるぎない地位を確立。 特にそのやわらかさと吸水性の高さは、近年さまざまな海外の展示会などでも注目を集め、世界にもその名を広げています。

自然に恵まれたタオルの聖地

愛媛県今治市は、120年もの間、タオル産業が受け継がれてきたタオルの聖地。 糸を撚る工場、糸を染める工場、タオルを織る工場など、200近くもの工場が集まる一大産地です。 また、瀬戸内海の美しい自然に恵まれた場所でもあり、 近年では、海峡を横断するしまなみ海道のある町としても知られ、 サイクリングを楽しむ人々の姿が増えています。

今治タオルをやわらかくする、 今治のやわらかい水

温暖な気候と豊かな水源。この恵まれた自然が、日本屈指のタオル産地・今治を育てました。 とりわけ、豊かに流れる蒼社川の伏流水は、タオルづくりに適した軟水です。 この水のおかげで、糸や生地にやさしく、繊細で鮮やかな色の表現や、綿が本来持っているやわらかさを十分に引き出すことができるのです。

ひとつひとつの工程に、 職人の技が宿っている

糸さばき、織の技術、染料の調合、今治ならではの先晒し先染めの技術など、 タオルづくりの工程には、職人の技と、細部にわたるこだわりが宿っています。 そのひとつひとつを、ていねいに、粘り強く積み重ねていくことなくしては、世界を感動させるタオルは決して生まれないのです。

5秒ルール。品質を守るための基準です

今治タオルは、独自の品質検査をしています。たとえば「5秒ルール」。タオル片を水に浮かべたとき、5秒以内に沈み始めるかどうか。今治タオルの最大の特徴である「吸水性」を保証するため、産地で独自に設けた品質基準のひとつです。このような基準を満たしたものだけが、今治タオルのブランドマークをつけることができるのです。

タオルの良さを世界に伝える「タオルソムリエ制度」

今治タオルでは、もっと広くタオルの良さを伝えていくために、資格試験制度を導入しました。ソムリエ試験を受けたい方はこちらへ。

今治タオルの本質的価値を実感する Imabari towel LAB

今治タオルの本質的価値を実感する「安心・安全・高品質」体験施設。 見て、さわって、楽しみながら、タオルについてもっと知ることのできる「今治タオルラボ」。 さまざまなコンテンツをご用意しています。

今治タオル再生プロジェクト

「驚き、というより、感動だった」 2006年、今治タオルを初めて使った佐藤可士和は、その品質の高さに衝撃を受けたという。 「やわらかくて、風合いが素晴らしく心地いい。使っていても、体を拭くという感覚じゃない。肌に当てるだけで、タオルが水気をどんどん吸い取ってくれる。」 (『今治タオル 奇跡の復活-起死回生のブランド戦略』より) 当時、安価な外国製品に押され、瀕死の状態だった今治タオル。 しかし佐藤は、確信した。「食の安全」などに対する危機感から、日本製品に注目が集まるいまの時代、このタオルには世界に通用するクオリティが間違いなくある。それは、佐藤がブランディング・プロデューサーに就任することを決めた瞬間だった。 そして佐藤は、今治タオルの再生プロジェクトをスタート。 今治の豊かな自然と産業復興への思いを象徴するロゴマークを制作し、「5秒ルール」などの品質保証マークとして機能させるとともに、「白いタオル」をキープロダクトに設定。 すべては、今治タオルの本質的価値「安心・安全・高品質」を守り、伝えていくための戦略である。佐藤が課す課題は、ときに今治タオル工業組合の組合員たちを戸惑わせながらも、少しずつ皆の意識をひとつにし、揺るぎないブランドを築き上げていった。 その後、一貫したコンセプトにもとづいた施策が実を結び、 今治タオルは、認知度、売上ともに飛躍的にアップ。名実ともに日本を代表する産地ブランドになった。 2014年、ロンドンで行われた『100%デザイン』に出展した今治タオルのブースでは、柄杓で来場者の手に水をかけるデモンストレーションを実行。訪れる人々は、真っ白なタオルの並ぶブースに魅了され、その使い心地に思わず笑みをこぼす様子が見られた。 いまではIMABARI TOWELは、地域再生の代名詞になっている。

クリエイティブ・ディレクター 佐藤可士和 Kashiwa Sato 今治タオルプロジェクトでは、ブランドマーク&ロゴデザインやオリジナルタオルのデザインをはじめ、今治タオルのブランディング・プロデューサーとして参加しています。

佐藤可士和
Kashiwa Sato クリエイティブディレクター

ブランド戦略のトータルプロデューサーとして、コンセプトの構築からコミュニケーション計画の設計、ビジュアル開発まで、強力なクリエイティビティによる一気通貫した仕事は、多方面より高い評価を得ている。グローバル社会に新しい視点を提示する、日本を代表するクリエーター。 主な仕事に国立新美術館のシンボルマークデザイン、ユニクロ、楽天グループ、セブン-イレブン・ジャパン、今治タオルのブランドクリエイティブディレクション、ふじようちえん、カップヌードルミュージアムのトータルプロデュースなど。 近年は武田グローバル本社、日清食品関西工場など大規模な建築プロジェクトにも従事。2021年には、クリエイティブディレクターとして初めて国立新美術館にて「佐藤可士和展」開催。 文化庁・文化交流使(2016年度)、慶應義塾大学特別招聘教授(2012-2020)、多摩美術大学客員教授。著書に「佐藤可士和の超整理術」(日経ビジネス人文庫)など。 毎日デザイン賞、東京ADC賞グランプリ、朝日広告賞グランプリ、亀倉雄策賞ほか多数受賞。 公式サイト:kashiwasato.com