NEWS
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2022.06.09
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2022.04.28
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2022.04.08
世界が感動した ジャパン・クオリティ
「安心・安全・高品質」なジャパンクオリティの代表製品として、ゆるぎない地位を確立。
特にそのやわらかさと吸水性の高さは、近年さまざまな海外の展示会などでも注目を集め、世界にもその名を広げています。
自然に恵まれたタオルの聖地
糸を撚る工場、糸を染める工場、タオルを織る工場など、200近くもの工場が集まる一大産地です。
また、瀬戸内海の美しい自然に恵まれた場所でもあり、 近年では、海峡を横断するしまなみ海道のある町としても知られ、 サイクリングを楽しむ人々の姿が増えています。
今治タオルをやわらかくする、 今治のやわらかい水
とりわけ、豊かに流れる蒼社川の伏流水は、タオルづくりに適した軟水です。
この水のおかげで、糸や生地にやさしく、繊細で鮮やかな色の表現や、綿が本来持っているやわらかさを十分に引き出すことができるのです。
ひとつひとつの工程に、 職人の技が宿っている
5秒ルール。品質を守るための基準です
タオルの良さを世界に伝える「タオルソムリエ制度」
今治タオルの本質的価値を実感する Imabari towel LAB
見て、さわって、楽しみながら、タオルについてもっと知ることのできる「今治タオルラボ」。
さまざまなコンテンツをご用意しています。
ブランドロゴ
- 赤
- 活動的、情熱的、先進的、生き生きとした力強さ、動き、インパクトなどをイメージさせる色。今治タオルの存在自体が、社会の注目を集め、日本を象徴する商品のひとつであるという位置づけです。
- 青
- 品質に対する安全と安心、信頼、歴史と伝統、鮮明性、落ち着きなどをイメージさせる好感度の高い色。今治タオルの持つ歴史と伝統を背景とした高品質をシンボライズしています。
- 白
- やさしさ、清らかさ、清潔感、無垢、癒し、真心、柔らかで慈しみにあふれた愛情をイメージさせるピュアな色。今治タオルの無限の可能性を示唆する広がりを表現しています。
今治タオル再生プロジェクト
「驚き、というより、感動だった」
2006年、今治タオルを初めて使った佐藤可士和は、その品質の高さに衝撃を受けたという。
「やわらかくて、風合いが素晴らしく心地いい。使っていても、体を拭くという感覚じゃない。肌に当てるだけで、タオルが水気をどんどん吸い取ってくれる。」
(『今治タオル 奇跡の復活-起死回生のブランド戦略』より)
当時、安価な外国製品に押され、瀕死の状態だった今治タオル。
しかし佐藤は、確信した。「食の安全」などに対する危機感から、日本製品に注目が集まるいまの時代、このタオルには世界に通用するクオリティが間違いなくある。それは、佐藤がブランディング・プロデューサーに就任することを決めた瞬間だった。
そして佐藤は、今治タオルの再生プロジェクトをスタート。
今治の豊かな自然と産業復興への思いを象徴するロゴマークを制作し、「5秒ルール」などの品質保証マークとして機能させるとともに、「白いタオル」をキープロダクトに設定。
すべては、今治タオルの本質的価値「安心・安全・高品質」を守り、伝えていくための戦略である。佐藤が課す課題は、ときに今治タオル工業組合の組合員たちを戸惑わせながらも、少しずつ皆の意識をひとつにし、揺るぎないブランドを築き上げていった。
その後、一貫したコンセプトにもとづいた施策が実を結び、 今治タオルは、認知度、売上ともに飛躍的にアップ。名実ともに日本を代表する産地ブランドになった。
2014年、ロンドンで行われた『100%デザイン』に出展した今治タオルのブースでは、柄杓で来場者の手に水をかけるデモンストレーションを実行。訪れる人々は、真っ白なタオルの並ぶブースに魅了され、その使い心地に思わず笑みをこぼす様子が見られた。
いまではIMABARI TOWELは、地域再生の代名詞になっている。
> 『今治タオル 奇跡の復活』佐藤可士和/今治タオル工業組合
今治タオルプロジェクトでは、ブランドマーク&ロゴデザインやオリジナルタオルのデザインをはじめ、今治タオルのブランディング・プロデューサーとして参加しています。
佐藤可士和
Kashiwa Sato
クリエイティブディレクター
ブランド戦略のトータルプロデューサーとして、コンセプトの構築からコミュニケーション計画の設計、ビジュアル開発まで、強力なクリエイティビティによる一気通貫した仕事は、多方面より高い評価を得ている。グローバル社会に新しい視点を提示する、日本を代表するクリエーター。
主な仕事に国立新美術館のシンボルマークデザイン、ユニクロ、楽天グループ、セブン-イレブン・ジャパン、今治タオルのブランドクリエイティブディレクション、ふじようちえん、カップヌードルミュージアムのトータルプロデュースなど。
近年は武田グローバル本社、日清食品関西工場など大規模な建築プロジェクトにも従事。2021年には、クリエイティブディレクターとして初めて国立新美術館にて「佐藤可士和展」開催。
文化庁・文化交流使(2016年度)、慶應義塾大学特別招聘教授(2012-2020)、多摩美術大学客員教授。著書に「佐藤可士和の超整理術」(日経ビジネス人文庫)など。
毎日デザイン賞、東京ADC賞グランプリ、朝日広告賞グランプリ、亀倉雄策賞ほか多数受賞。
公式サイト:kashiwasato.com