2022.07.21

今治市内から、いちばん近い非日常。 グランピング施設GLAMPROOKしまなみ

今治市内から、いちばん近い非日常。
グランピング施設GLAMPROOKしまなみ

フェリーで20分!
一般車両では訪れることのできない特別な島

今治でグランピングが流行っているらしい。そんな情報を聞きつけて、IMABARI LIFE取材班は馬島へ向かうことにしました。


波止浜港でフェリーに乗船して、馬島へ。

 

今回、グランピング体験をしていただくのは、愛媛の人気アナウンサーであり、サイクリストでもある作道泰子さん。4年前にもサイクリング企画や焼き鳥屋巡りでお世話になりましたが、お久しぶりです! 今回は、今治市在住の武田果林さんと一緒に来ていただきました。

では、さっそく出発。フェリーは1時間か2時間に1本くらいしか来ないので、時刻表(※)のチェックは必須です。(※時刻表は文末に掲載)

ほんの20分ほどの航海ですが、ちょっと旅気分が味わえて楽しいですね!



 
 

ところで、今治市にお住まいの武田さんは、島にはよく行かれるんですか?

「県外の方に『島はいい』って言われるので、大人になってから興味が湧いてきましたが、それまではあんまり…(笑)。特に馬島は、車では行けないので、今治の人もあまり行かない島かもしれません」(武田さん)

そう。馬島は、今治市内から車で15分ほどで行ける場所にありながら、ちょっと交通が不便な島。住民以外の人間が車で入るには許可が必要なので、一般的には、しまなみ海道から「馬島エレベーター」を降りて入るか、今回のようにフェリーで行かなければなりません。

「でも、自転車や小型バイクならしまなみ海道を渡ってすぐに来れますよ。何もない島なのですが、サイクリストはそこがいいっていう人が多いです。レンタサイクルもありますし、大島まで行かずとも島気分が味わえます」(作道さん)

なるほど。さらに、今治市内から歩いてくるという強者もいらっしゃるそう。45分ほどかかりますが、健康のためのウォーキングコースとしては、景色も楽しめてちょうどいい距離ですね。

さらに、馬島は住んでいる人がとても少なく、なんと2022年現在で4世帯しかいないとか。だからこそとても静かで、特別感があるのかも。

さて、そんなおしゃべりをしている間に、あっという間に馬島に到着。



 
 

「わあ。ここから見るしまなみ海道、新鮮ですね!」(作道さん)


 
 

そして海がとても美しいですね! ワクワクしながら歩いていくと、なんだか素敵な建物が。あれがGLAMPROOK(グランルーク)しまなみ。今回の目的地です。



 
 

出迎えていただいたのは、副支配人の奥田さん。

「ここは今治出身のオーナーが、もともとあった民宿をリノベーションして、2020年7月にオープンしました。”大自然を5感で感じるLuxury Suite”がコンセプトになっています」(奥田さん)

ということは、コロナ禍でのオープンだったんですね?

「はい。よくオープンしたねと言われました(笑)」

しかしコロナ禍でアウトドア需要が高まったこともあり、今治では「しまなみ海道WAKKA」や「グランドーム瀬戸内しまなみ」など、次々とグランピング施設がオープン。このGLAMPROOKでも、最近では、県外からのお客様も増えているのだとか。

ちなみにここでは、ホテルとグランピングという2つの宿泊形態があり、今回、2人が宿泊するのは、もちろんグランピングの方です。ではどんなところに泊まるのか早速行ってみましょう。

大自然を贅沢に味わうコクーン型テント

グランピング施設は、ロビーのすぐ横に並んでいました。全室オーシャンビューのコクーン型のテントです。




 
 

テントの中はこぢんまりしながらも素敵なしつらえで、海と緑のなかの贅沢な隠れ家という感じ。これはテンション上がりますね!



 
 

ちなみにこちらは、お部屋に提供されるウェルカムドリンクとプレート。シーグラスや貝殻など、海のものをあしらったお皿に、柑橘系のアロマが添えられています。おしぼりは、もちろん今治タオルです。


 
 

ちょっと着替えて、アウトドアリビングに出てみた2人。夜はここで星を見ながら語り合うのもいいですね。

お部屋のすぐ目の前にはエメラルドグリーンの海が広がっていて、午後、干潮になってくると、階段から浜辺に降りることができます。


洞窟探索やクルージング、
自然を感じるアクティビティ

この周辺では、クルージングや洞窟探索などのアクティビティが楽しめるとのこと。洞窟はテントから近いと聞いたので、ちょっと行ってみましょうか。




 
 

砂浜から岩場の方へ歩き、小さな神社を通り過ぎ、森の中へ入って少し歩くと、ありました、洞窟が。




 
 

「なんだかインディージョーンズみたい!(笑)」(武田さん)

はしゃぎながら洞窟を抜けると、また、しまなみ海道が見えました。海には潮流体験のクルーズ船が走っています。あれに乗って遊ぶのも楽しそうですね。


 
 

砂浜からこの洞窟に向かう道すがらに、海の見える展望台がありました。


 
 

ここでは毎日16:00に、GRANPLOOKしまなみの従業員さんによる宿泊者向けのウェルカムパーティが開催されているそうです。そろそろ16:00なので、寄ってみましょうか。



 
 

ワインやソフトドリンク、地元産の果物のピールやグミなどが用意されています。せっかくなのでスパークリングワインで乾杯しましょう。


 
 

広い海を見ながらゆっくりと飲むワインは格別。グランピングって、とっても贅沢な気分になれるものなんですね。

全室オーシャンビュー!
ホテルのお部屋も広々と快適

さて、お2人がワインを楽しんでいる間、取材班はホテルの施設を案内していただきました。


 
 

ホテルの方は、とても広々としていて、こちらも全室オーシャンビュー。カップルで来てもいいし、8名まで泊まれるお部屋もあるというので、グループや家族旅行でも楽しめそう。うーん、こちらでゆっくり快適に過ごすのも良さそうですね。

こちらのお部屋には洗面所やトイレ、バスタブもついていますが、館内には浴場もありました。このお風呂はグランピング利用の方も、もちろん入ることができます。



 
 

小さいけれど、こちらも眺めが良くて気持ちよさそう。浴場にはバスタオルも常備されていて、こちらももちろん今治タオルです。


5色のカラーから選べる部屋着も完備。

食事や飲み物も、
オールインクルーシブ

さて、お2人はというと、テントに帰ってきて、またアウトドアリビングで海を眺めていました。


 
 

先ほどはだいぶ暑かったのに、夕方になると少し肌寒くなってきました。持参した大判のタオルをブランケットのように羽織っています。なるほど。タオルにはそんな使い方があるんですね。



 
 

おしゃべりの尽きない2人。
「ちょっとお茶が飲みたいのでロビーに行きません?」と作道さん。


 
 

ロビーには、ワインやビール、焼酎、ウイスキーなどの各種アルコールや、地元産のソフトドリンクなどがずらりと並んでいて、こうして一息つきたい時やお風呂上がり、夕食時やバーカウンターで飲みたいときなど、いつでも好きなときに好きなだけいただくことができます。こうした飲み物や、夕食や朝食、温泉、アクティビティなど、すべてが宿代に含まれているオールインクルーシブな施設なのです。


 
 

ロビーの横のオープンスペースで、お茶を飲みながらまたおしゃべり。海に夕陽が差してきました。美しいですね!




 
 

ちなみに、朝食や夕ご飯も、このロビーでいただきます。瀬戸内海で獲れた魚や地元産の野菜など、ここでしか味わえない四季折々のコース料理。もちろんこちらもオールインクルーシブ。おいしそうですね!


 
 

夕食後は、無料のワインとジュースでカクテルをつくり、海の見えるバーカウンターでまたおしゃべり。大自然を感じながら、飲んで、遊んで、すっかりリラックスできましたね。2人の夜は、まだまだ深そうです。