2021.01.14 |旅のはじまりと終わりを気持ちよく。i.i.imabari! Cycle Station (今治駅前サイクリングターミナル)。

旅のはじまりと終わりを気持ちよく。
i.i.imabari! Cycle Station
(今治駅前サイクリングターミナル)。

今治駅前に、サイクリストの新拠点誕生。

今治といえば、自転車。「サイクリストの聖地」と言われるしまなみ海道や、今治市内を自転車でまわる観光客も多く、レンタサイクルの利用者も年々増えています。そこで今治市は、このしまなみ海道への今治市側のゲートウェイとして、「i.i.imabari!(アイアイいまばり) Cycle Station」を2020年7月にオープンしました。

IMABARI LIFEが取材したのは、11月初めの雨上がりの休日。とても気持ちの良い広場です。今治駅に来てすぐに立ち寄れる、新しい観光スポットができましたね!

佐藤可士和氏率いるSAMURAI監修。

i.i.imabari!(アイアイいまばり)キャンペーンは、つい夢中になってしまうような今治の魅力を、広く世界に発信するための活動です。その総合監修は、今治タオルのブランディングプロデューサーとしてもおなじみの佐藤可士和氏。そしてこのターミナルのデザインも、佐藤氏率いるクリエイティブスタジオ「SAMURAI」が監修しています。そこで、そのSAMURAIで空間デザイン部門を統括する齊藤良博さんにお話を伺いました。

「このターミナルは、しまなみ海道へ向かうサイクリストの人たちが旅をスタートさせたり、旅の終わりに立ち寄る場所なので、とにかく気持ちよく開かれたデッキをつくりたいと考えました」(齊藤さん)

ごちゃごちゃといろいろなものを設計するより、広く開かれた場所の方が、自転車を組み立てたり、キッチンカーを入れてイベントをしたり、地元の人や観光客が集う場所になったり、さまざまな形で使ってもらえるのではないか。そんな想いで、広々としたデッキと大きなテーブルが設計されました。



この広場で一際目立っているのが、i.i.imabari!(アイアイいまばり)のロゴマークを使った顔出しパネル。これ、今治タオル 本店や市役所、さいさいきて屋さんにもあるものですね?

「はい。その一番大きなものをここに設置しました。今治駅を降りてすぐの場所なので、旅の記念にしていただけるかなと」(齊藤さん)

情報収集も、水分補給も。
さまざまな用途に使える場所。

この広場の横にはロビーがあって、大きなカウンターが設置されています。カウンターには水道がついており、水筒を洗ったり、スポーツドリンクの剤を溶かす水分を補給できたりも自由にできるようになっています。

「電気もあるので、コンロを用意すればキッチンとしても使えます。ときにはここに飲食店の方を入れて食事を提供したりといったイベントもできたらと」(齊藤さん)



また、デザイン上で気を使ったのが、外のデッキの床とロビーの床の色を合わせること。

「なるべく外と中の境目を作らないようにしたんです。市の施設なので、自転車に乗る人だけではなくて、地元の人や観光客が誰でも気軽に入れるようにと考えました。実際、観光客の方が情報収集をしたり、中高生がデッキでおしゃべりしていたり、地元の人がコンビニで買ってきたランチを食べていたり、さまざまな使い方をされているようです」(齊藤さん)




たしかに、この日もロビーにはいろんな方が出入りしていました。そのなかでも熱心に地図を見ていたおふたりにお話を聞いてみました。今日はどちらから?



「千葉から来ました。昨日まで高松でハイクをしていたのですが、今日は天気が良かったのでしまなみ海道でサイクリングしてみようかと急に思い立って来てみたんです」

ここのターミナルのことはご存知だったんですか?

「いえ、初めてです。サンライズ糸山に電話してみたらレンタサイクルがもうないということだったので、ここを案内されました」

来てみた感想はいかがですか?

「すごくキレイでびっくりしました。駅前で、アクセスもいいし、なかなかこんな充実した施設、他の街にもないですよね!」

おふたりのうち1人は、去年しまなみ海道を渡ったそうですが、もう1人は、サイクリングそのものが初めてだとか。では、レンタサイクルを借りに行きましょうか。

レンタサイクル100台とシャワー室も完備。

ここには、クロスバイクとカゴ付きの軽快車(ママチャリ)、合わせて100台のレンタサイクルがそろっています。



「コロナ禍で最初は利用者も少なかったのですが、最近はGoToトラベルの影響もあって徐々に増え始め、9月の4連休には、100台ほぼすべてがなくなりました。しまなみ海道でもサイクリストをまたよく見かけるようになりましたね」(今治市産業部観光課サイクルシティ推進室 渡部誠也さん)

利用者は、JRで今治に入り、レンタサイクルを利用する方が多いそうですが、自分のロードバイクを持ってきてここで組み立てるバリバリなサイクリストの方もいるそうです。そしてここを利用した方は、しまなみ海道を尾道まで渡る率も高いのだとか。

サイクリングの後は、シャワー室があるので、汗を流して帰るということもできます。




「自転車ステーションのシャワー室って、部室みたいに暗くて狭いことが多いのですが、ここのシャワー室は化粧台などのスペースもきれいで広く作られています。女性の方にもたくさん来ていただきたいですね」(齊藤さん)

さて、先ほどのおふたりは、ターミナルのスタッフの方に、クロスバイクの乗り方や、しまなみ海道への道順などを、ていねいに教わっていました。どうぞ旅を楽しんできてくださいね!



また、夜になるとここはライトアップされ、夕方になるとそれ目当てで来る人もいるのだとか。時間が変わると、また雰囲気が違ってきれいですね。



それにしても、ずっと見ていると、ここのスタッフの方は利用者への説明もすごく丁寧だったし、顔出しパネルの写真を撮ってあげていたりして、ホスピタリティがきめ細やかですね。

「私たちにとっては毎日のことですが、来た人は一生に一回の場合もありますし、いい思い出を作って欲しいと思っています」(運営会社今治勤労福祉事業団 中村さん)

まさに旅の始まりも終わりも気持ちよく過ごせそうな場所。皆さんも、今治に来た際は、ぜひお立ち寄りくださいね。


i.i.imabari! Cycle Station
(今治駅前サイクリングターミナル)
〒794-0028 愛媛県今治市北宝来町二丁目甲773番地8
TEL 0898-34-3190
FAX 0898-35-2030
営業時間 8:00~20:00 年中無休
https://www.city.imabari.ehime.jp/kanko/spot/?a=22

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