2018.11.27 |今治芸人みかんがゆく! サイクリングしまなみ2018|今治レポートVol.10

今治芸人みかんがゆく!
サイクリングしまなみ2018

みかん

MIKAN

ものまねタレント。愛媛県今治市菊間町出身。
西川史子さんのものまねでTBS『サンデー・ジャポン』に出演して話題に。
その他、土屋アンナさん、松嶋尚美さん、鈴木奈々さんなどたくさんのものまねレパートリーを持つ。1児のママでもある。

しまなみ海道を堪能する
ファンライドの祭典



「サイクリングしまなみ」は、高速道路を規制して行う日本唯一のファンライドの祭典。
2年前もこのIMABARI LIFEで取材しましたが、今年は4年に1回巡って来る大規模大会の年。
参加人数は約7,200人。そのうち10%が外国人だったそうです。

全コース  

サイクリングしまなみの全コース

本格派のCコース(今治から尾道までを往復)から、ゆるく家族連れで走れるGコース(今治から大島までの往復30km)まで、さまざまなレベルが用意されています。

プロライダーから、家族連れ、外国人まで、参加者は多種多様

最もゆるいサイクリングしまなみ!
今治?大島往復のGコース。

今回IMABARI LIFEが取材したのは、いちばんゆるいGコース。来島海峡サービスエリアから、大島へ渡り、帰ってくるだけのコースです。初心者なら間違いなくこのコースですね。

今治から大島までを往復するGコース

レポートをお願いしたのは、今治出身のものまね芸人みかんさん。

西川史子さんのものまねなどでおなじみのみかんさんは、今治地方観光大使でもあることから、サイクリングしまなみにはゲストとして招かれていました。

確かに西川先生に似ている! そして、カワイイ!!

「うん、カワイイのは知ってる」(みかん)

あ、そうですか。失礼しました…。

愛媛を愛しすぎて「みかん」という芸名を名乗っているというみかんさん。
ちなみに、今治タオルも使ってますか?

「今治タオル、よく買います! アーティストさんへのお礼とかで贈ると、めっちゃ喜ばれますよー。高級やし、気持ちいいし、タオルってみんな使うので、贈り物に最高ですよね」


うーん、さすが今治地方観光大使。とってもいいコメント、ありがとうございます。

ちなみに、今回のサイクリングしまなみにも協賛している今治タオル。参加者全員にオリジナルタオルが記念品として配られました。

それはさておき、みかんさん、普段は自転車に乗るんですか?

「がんがん乗りますよー。ママチャリに」

…そんなんで大丈夫ですか?

 

愛媛県のゆるキャラ・みきゃん&ダークみきゃんと記念撮影

まあ、きっと大丈夫でしょう。サイクリングしまなみは、タイムを競うわけではなく、ファンライドの祭典。
つまりサイクリングを楽しむためのイベントですからね。

そして、Gコースの出発セレモニーが始まりました。

壇上に呼ばれるみかんさん。
隣にいるのは、同じくこのGコースのゲスト、「神スイング」で有名なタレントの稲村亜美さんです。

そんなふたりに、サイクリストたちからは口々に「カワイイ!」の声が。

「知ってるー!」(みかん)
どっと沸く会場。さすが今治出身。地元人気、スゴイです。

そしてみかんさんは、出場者たちへ、アントニオ猪木のものまねで気合を入れます。
「この道を行けば、どうなるものか。迷わずいけよ。こげばわかるさ…」

と、みかんさんが言うと、参加者たちも一緒に、

「いち・に・さん…」

「ダァーーーッ!!!」

気合、入りました!

さて、いよいよ出発。このGコースでは25人ずつ順番にスタートしていきます。

「鈴木奈々でえーす! 皆さんがんばってくださいねー!! 3、2、1、スタート!!」

と、壇上でスタートを切るのは、鈴木奈々さん、ではなく、鈴木奈々さんのものまねをするみかんさんでした(いかに似ているかを文章でお伝えできないのが残念です)。

そして、いよいよみかんさんのスタートの順番がまわってきました。
よーし、行ってくるよ!!


ダァーーーーッ!!

…あんなにテンション上げて大丈夫でしょうか?
ともあれ、みかんさん、スタートしました!!

高速道路を走りながら、
しまなみの海を一望する。

しばらく走ると、海の上にかかる大きな橋が見えてきました。



「ここ、来島海峡大橋。インスタ映えやで」

そう。この大橋は、世界初の3連吊り橋「来島海峡大橋(くるしまかいきょうおおはし)」。
これぞ、しまなみ海道! ともいうべきスポット。しかも、サイクリングしまなみの日は、車を通行止めするので、普段は高速道路の車道を思いっきり走れるのです。

「この橋から見下ろす海がサイコーなんやで!」

「気持ちいいー!!」

しかし、トンネルに入った頃には、みかんさんの表情に、ちょっと疲れが…。

やはり、飛ばしすぎましたか?

「うーん、なんだか自転車がこぎにくい…」

なにせ、初めて乗るクロスバイク。ギアチェンジのやり方もよくわからないし、椅子の高さも、ハンドルの高さも、普段と違いすぎる。
なんだかジワジワと首のあたりも痛くなってきた…。


じゃこ天、焼き豚、ブルーベリー。
無料でふるまわれる郷土料理。

そうこうしているうちに、やっとエイドステーションのよしうみバラ公園に到着。
よかった、休憩できる…。

サイクリングしまなみには、コースごとにいくつかこうしたエイドステーションが設けられており、そこではこのあたりの郷土料理がなんと無料で食べられるのです。さすが、おもてなしの愛媛県。

そういえば朝ごはんも食べてなかった…。腹が減っては、サイクリングできない。と言うことで、食べまくりました。

民宿のおにぎりをもらったり、

「うん、愛媛の米はおいしいね」
じゃこ天を食べたり。

「じゃこ天は、魚のすり身を油で揚げたもの。今治の中でも、地域によって味もいろいろなんやで」

他にも、焼き豚、パン、バナナ、ブルーベリー。ぜんぶいただきました。

「おいしかった!」

さらに、スタッフの方に、前のハンドルをちょっと上げてもらったり、マッサージしてもらったり、後半の準備。

最後は、ボランティアの中学生たちと記念撮影。
「みんな、いい大人になるんやでー!」

さて、そろそろ出発です。
しまなみの海って、
こんなにキレイやったっけ?
後半は、同じ道を帰るのではなく、来た道とは違う海沿いの道を通ります。

「今治の海は見慣れてると思ってたけど、こんなにキレイだったんやー!」
と、なんだか感動しているみかんさん。

「もちろん、愛媛の海がキレイなのは知っていたし、いいスポットもたくさん知ってるし、よく行っていたはずなのに」
自分の足で自転車をこいできたから、ひときわ心にしみるのでしょうか。

ちょうど来島海峡大橋が見える場所があったので、そこに自転車を止めてパチリ。

みかんさん、逆光ですが…。橋はキレイに写りました。

「この大島の道が今回いちばんよかった。改めてしまなみの海の美しさを再確認しました。これからもっとみなさんには、今治行くなら島に行くことをオススメしたい!」

地元の人さえも気づかなかった美しさに気付けるのも、サイクリングしまなみの素晴らしさなんですね。

さて、またゴールへ向かってこぎはじめます。大島の海岸を抜けて、再び来島海峡大橋へ。

うーん、30km、ナメてたかもしれない…。
しかも、帰りは向かい風。脚もパンパンに張ってきました。


しかし「写真いいですか?」と声をかけられると、笑顔で対応。さすがプロです。
オーストラリアからやってきたサイクリストと記念撮影。他にもハワイや中国、県外の方もたくさんいました。
そしてまた粛々と走ります。がんばれー!みかんさん!!

しまなみアースランドで、
感動のゴール。

さて、一方IMABARI LIFEスタッフたちは、ゴール会場のしまなみアースランドでみかんさんの到着を待ち構えていました。

ここは、いくつかのコースのゴールになっていて、すでに到着したサイクリストたちが記念撮影したり、屋台で買い物をしたり、賑わっていました。

そして、さきほどゴールしてきたのは、以前このIMABARI LIFEのサイクリング取材に参加してくれたノッてる!ガールズの渡邊さん。

さすが、余裕の表情ですね。

そうこうしているうちに、みかんさんが帰ってきました。

  この最後の坂がキツイのですが、ラストスパート。

着いたーーー!!

無事に完走! おつかれさまです!!

「いやーナメてましたよ、30km。帰りはめっちゃ向かい風だったんですよ!!」

インタビューに、にこやかに答えるみかんさんですが、よく見ると涙目…。

うーん、今日はゆっくり休んでくださいねー。

しかしその後、特設ステージのインタビューでも、「特にどのへんが良かったですか、鈴木奈々さん?」 と振られると、
「ぜんぶです! ぜんぶです! 今治サイコー! しまなみサイコー!!」
と、鈴木奈々さんそっくりの声色で答えるみかんさんでした。さすが、おもてなし気質の今治出身。どうもありがとうございました。

back list >