今治という地域から、サステナブルな世界をつくる産業へ。

東予がん患者と家族の会(今治市、伊藤幸恵代表 )では、抗がん剤の副作用で脱毛した方のためにタオル地を使った帽子を手作りし、希望者に無料配布する活動を行なっています。
今治タオルは、この活動に賛同し、2022年1月13日にタオル地帽子の素材としてフェイスタオル100枚の無償提供を行いました。
タオル地帽子の製作は、総合学習の一環として、2019年からは市内中学校の生徒も取り組み、注目を集めています。

 

活動実績

SDGs(Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標))に則り、以下の4つの分野においての活動を行なっています。

各種方針

 
今治タオル工業組合は、サプライチェーンにおいて社会的責任を果たすための方針を、以下の通り制定しています。
 

01 GLOVAL ENVIRONMENT地球環境

地球環境を守り、持続可能な世界へ貢献するための取り組み。

オフィシャルショップ・ショッピングバッグを紙製へ

今治タオル工業組合は、CO2削減を目的にした世界的な脱プラスチックの推進に貢献するため、2020年7月1日からオフィシャルショップのショッピングバッグを紙製のものに変え、1枚20円(税別)で販売しています。また、その売上の一部はWWFジャパン(公益財団法人 世界自然保護基金ジャパン)へ寄付しています。ショッピングバッグを有料化することにより、使用量の50%減を目指します。

【 サイズ 】
S(260×370×120mm) / M(450×360×120mm)
※SSサイズは、バイオマスプラスチック25%配合のプラスチック製ショッピングバッグに変更し、有料化対象外となります。

【 販売価格 】
S・Mサイズ 一律20円(税別)

【 販売場所 】
imabaritowel.jp/store

【 WWFジャパンへ寄付 】
紙製ショッピングバッグの売上の一部(5%)をWWF ジャパンへ寄付し、環境保護を支援します。
寄付金額の年間最低保証を20万円とし、寄付金はWWFジャパンの活動全般に充てられます。

今治タオル オフィシャルショップ 7月1日からショッピングバッグを紙製に切り替え有料化

今治タオルと水の森

今治タオルづくりに欠かせない豊富な軟水を生み出してくれる蒼社川。その源である高縄半島の森を大切にしたいという今治タオル工業組合の思いから、2019年よりこの活動はスタートしました。高齢化による人手不足が原因で荒廃する森林を健全な状態に保ち、緑豊かな郷土づくりを目指すため、今治市と今治タオル工業組合が2者協定を交わし活動しています。

【 活動内容 】

  1. プロによる森林整備事業
    地拵え作業、下刈作業、 間伐・除伐(すて伐り・掃除伐)作業、 森林作業道整備作業
  2. 組合員およびその家族によるボランティア活動
    植樹(植林)作業 、下刈作業、枝打ち(枝落し)作業、除伐(すて伐り・掃除伐)作業、林内歩道整備作業、 竹林整備作業 、木工体験、体験学習等による情操教育

【 所在地 】
今治市玉川町龍岡下能智 面積:48.43ha

【 期 間 】
5年間(6年目以降1年更新)

【 協賛金 】
年間100万円

【 菅良二 今治市長コメント 】
今治市は、これまで120年もの間、地場産業である今治タオルに支えられてきました。この度、今治タオル工業組合より、市有林での「企業の森林づくり活動」についてご支援のお話をいただき、大変有り難く、また心強く感じております。これからも共に森林の持つ公益的機能をより高度に発揮する森林を守り育てていきたいと思います。

【 今治タオル工業組合 井上理事長コメント 】
今治タオル産地の今日があるのは蒼社川の豊かな水のおかげといっても過言ではありません。そしてその豊かな水を育んでいるのが高縄半島の森林です。この森林を未来へ繋でいくことは我々の使命であると考え、組合員が一丸となって「今治タオルと水の森」を守り育てていきます。また、組合員とその家族で実施するボランティア活動を通じて、社会貢献の大切さを学ぶと共に日本人特有の自然観や美意識、豊かな感性を育み、将来のタオルものづくりを担う人財育成にも繋げます。

活動報告

「今治タオルと水の森」の第一回体験イベント実施

2020年11月1日(日)「今治タオルと水の森」の第一回体験イベントとして、シンボルツリー記念植樹や体験学習による情操教育が行われました。

詳細はこちら ≫

森林づくりCSR活動「今治タオルと水の森」が愛媛県より CO₂吸収認証を受けました
森林づくりCSR活動「今治タオルと水の森」がスタートします

02 EDUCATION教育

子どもたちや若手社員などに質の高い教育を提供し、次世代を育成するための取り組み

小中学生タオルデザイン展

1996年より毎年開催されている「小中学生タオルデザイン展」。この活動は、次代を担う子どもたちに、地元タオル産業への理解と関心を持ってもらうとともに、テキスタイルデザインに対する意識啓発を目的としたものです。

【 2021年活動報告 】
この事業は、教育委員会などの協力を得て、今治商工会議所青年部との共催で1996年から開催しており、第26回の開催になった2021年は、市内および姉妹都市である尾道市・太田市など54校と、海外から、姉妹都市であるレイクランド(アメリカ)、パナマ(パナマ)及びハバロフスク(ロシア)から寄せられた486点を展示しました。

【 実施日 】
2021年10月9日(土)~17日(日) 9日間

【 開催地 】
イオンモール今治新都市店 1F 店舗スペース(例年は秋の「今治タオルフェア」において実施。2021年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため同フェアは中止。)

【作品審査 】
2021年9月15日(水)に今治商工会議所で厳正に行われ、最優秀賞4点、特別賞8点、優秀賞8点の計20点を選出。この中から「FUWARI(ふわり)」として商品化する3点が選出されました。
※「FUWARI(ふわり)」は、産地今治のこころと自然を表現する取り組みのもと、愛媛県内のオフィシャルショップとオンラインストア限定で販売している商品です。
※小中学生タオルデザイン展で選出した3作品の「FUWARI(ふわり)」は、今治タオル 本店のみの販売となります。

今治タオルオフィシャルオンラインストア 「FUWARI(ふわり)」シリーズページ 
imabari-towel.jp/r/r2090

綿をそだててみようキャンペーン

タオル産地今治のPR運動として、今治市教育委員会やKBツヅキ株式会社などの協力を得て、2007年より子どもたちと「綿をそだててみよう」体験を実施しています。

【 活動内容 】
小学校、保育所、認定こども園などの子どもたちと綿の栽培体験を実施。栽培した綿は、紡績のKBツヅキ株式会社出雲工場で綿糸にした後、今治でミニハンカチに製織・染色加工・縫製の上、干支を刺繍して栽培に携わった子どもたちにプレゼントしています。

【 参加協力 】
2019年度 今治市/小学校7校、保育所・認定こども園7園 出雲市/小学校2校
2020年度 今治市/小学校8校、特別支援学校1校、幼稚園・保育所・認定こども園6園 出雲市/小学校2校
2021年度 今治市/小学校8校、特別支援学校1校、幼稚園・保育所・認定こども園8園 出雲市/小学校2校

今治タオル工業組合社内検定

今治タオルの製造に関わる評価制度として、2011年度に立ち上げられた検定です。国内タオル業界における全国初の取組みとして、また四国では初めて厚生労働省「社内検定認定制度」に認定された社内検定として評価されています。

【 背 景 】
バブル崩壊後の景気低迷によって、産業が急激に衰退したことで、現場においても技能者育成の時間的・金銭的な余裕が失われていました。今治タオルの高い品質を維持するために、製織の技能を評価する仕組みを作りたいという声を受け、今治タオル工業組合が主体となって本検定を立ち上げました(2018年度には整経職種も追加)。産地の技能者集団である今治タオル技能士会、愛媛県立愛媛中央産業技術専門校、愛媛県繊維産業技術センターなど各所の協力のもと、産地が一体となって取り組みました。

【 活動内容 】
2009年度から、国家技能検定の織機調整職種(2000年度に廃止)に今治独自の技能を加える形で、技能評価制度の創設に着手し、2011年から2020年までに計9回(製織9回、整経2回)実施。(※2020年度は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止)
また、職務経験20年以上の製造者を対象に「タオルマイスター制度」を創設。知識・経験に裏打ちされた最高の技術と技能を身につけ、技術の伝承や若手技術者の育成など、地域社会に貢献する人格も備えた人材の育成に役立てています。認定要件の1つに社内検定1級合格があり、タオルマイスターになるための登竜門として位置づけられています。現在では、検定試験実施を通じ、メーカーの垣根を超えて、技能者の知識・技能レベルの共通認識を構築。また、各メーカーにおいて、人材育成や人事考課の指標としても活用されています。

【 対象技能 】
製織(タオル織機を用いてタオル生地にする)
整経(経糸をビームに揃えて巻き付ける)

【 等 級 】
1級(職務経験7年以上)
2級(職務経験2年以上)

【 詳 細 】
itia.or.jp/certification

今治タオルアカデミー

これからの産地のものづくりを支える今治タオル独自の人財育成システムとして、2022年4月より「今治タオルアカデミー」を新設しました。

【 目 的 】
タオル製造の基礎・基本を習得し、応用改善のできる技能者を育成すること。今治タオルブランドのものづくりの力と、産地の美意識・感性を高め、海外及び国内他産地との差別化を目指します。

【 対 象 】
今治タオル工業組合に所属する今治タオルメーカーの経営者および従業員。職種は問わず。

【 講習会場 】
今治タオル工房館(テクスポート今治内)等

【 コース 】
基礎・基本から応用まで技能レベルに応じて、Silverコース、Goldコース、Platinumコースの3コースを用意しており、2022年4月にSilverコースを先行して開講しました。

タオルソムリエ資格試験

タオルにはどんな種類があるのか。何が違うのか。どのように使い分けたらいいのか。お客様が本当に必要としているタオルを理解し、選ぶことのできる専門アドバイザーを育成するため、2007年からタオルソムリエ資格試験を今治商工会議所との共催で実施しています。

【 背 景 】
市場が熟成し、目的や用途によって何千種類ものタオルが流通していること。また、環境・健康・安全を配慮した「本物志向のタオル」へのニーズが高まってきたことから、お客様が「手に入れたい・手にしたい」タオル選びのアドバイザーを育成することにしました。

【 タオルソムリエ資格試験とは 】

  1. 素材の選定から最終検査に至るタオルづくりのプロセスとポイントを正しく理解し、
  2. 綿や綿糸が本来持っている特質を引き出した、良質のタオルをつくる、ということへの理解を深めることを通じて、
  3. タオルをただ単に、値段の高い安い、ボリュームの有無、硬い柔らかいによって区別するのではなく、
  4. お客様の言葉や形にならないニーズ、用途・目的・TPOに見合ったタオルを、マーケットに流通している数多くのタオルの中から選び、吟味し、勧め、満足していただくための知識と経験を重ね、お客様が「手に入れたい・手にしたい」タオルを選び進めてくれるアドバイザーの育成をめざす。

【 詳 細 】
itia.or.jp/sommelier

03 WORKING ENVIRONMENT労働環境

労働環境を良好にし、タオル業界で働くすべての人を幸せにするための取り組み

今治タオル子育て支援制度

タオル業界で働く“お母さん”を応援するため「今治タオル子育て支援制度」を導入しています。女性の担い手に支えられているタオル業界の働き方改革を支援します。

【 導入の背景 】
これまで女性に支えられてきた今治の繊維産業にあって、近年の人手不足が厳しくなるなか、ますます、働く女性の力が必要になっています。そこで、今治タオル工業組合は、2019年7月より、子育てをしている母親の働き方改革を含めた支援をスタートしました。

【 支給対象 】
今治タオル工業組合の組合員企業に就労し、社会保険適用を受ける女性労働者で、同居する子ども(中学校卒業まで/15歳に達した後、最初の3月31日まで)を育てる者。

【 支給額 】
対象者一人につき月額10,000円とする。ただし、本支援金の活用を希望する組合員企業と、組合がそれぞれ支給額の半額を負担する。

【 実 績 】
2020年3月31日時点で24社80人が活用。

今治タオル家事代行支援制度

働き方改革や今治タオル子育て支援を補完する「今治タオル家事代行支援制度」を導入しています。組合員の従業員が、家事・育児・高齢者ケアサポートなどのサービスを優待価格で利用できる制度で、従業員の “仕事と家事”両立の負担軽減を支援します。

【 導入の背景 】
これまで女性に支えられてきた今治の繊維産業は、今後ますます、共働き世帯の増加が見込まれています。家事をしながらの労働は大変な負担であり、また、それぞれの従業員の生活状況により、育児や介護など、必要としている支援はさまざまです。そこで2020年9月より株式会社ニチイ学館と契約を結び、家事代行支援制度を開始しました。

【 支援内容 】
家事サポート・掃除・各種手伝い・育児サポート・高齢者ケアサポートなど。

【 利用例と効果 】

  1. 家族介護による休職や退職の防止
  2. 女性の活躍を応援する産後の職場復帰の補助
  3. 家族の時間を確保し、業務に集中しやすい環境の整備

コンプライアンス研修会

年に2回程度、組合員及び協力会社を対象に、コンプライアンス研修会を開催しています。

【 テーマ 】
企業・従業員が守るべきコンプライアンス・外国人就労者とのコミュニケーション、同一労働・同一賃金等

活動報告

第3回コンプライアンス研修会を開催

2020年9月25日、第3回コンプライアンス研修会を開催。今治労働基準監督署及び愛媛働き方改革推進支援センターを講師に招き、改正労働基準法等の解説や外国人材(外国人技能実習生を含む)に関する労働条件等の確保等について事例を交えた研修を行いました。組合員及び協力会社が参加しました。

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第2回コンプライアンス研修会を開催

2019年9月6日、今治タオルのサプライチェーンにおけるコンプライアンス徹底のため、佐藤可士和氏及び(一社)ASSCを講師に招き、第2回コンプライアンス研修会を開催しました。組合員及び協力会社が参加しました。

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第1回コンプライアンス研修会を開催

2019年7月8日、全員協議会と「コンプライアンス研修会:組織で考える不祥事防止策」を開催。技能実習の適正な実施等のための取組及び協力企業を含むサプライチェーンにおける繊維産業の適正取引の推進など再度周知しました。組合員及び協力会社が参加しました。

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人権方針・サステナビリティ調達方針・行動規範・外国人労働者方針

04 PERTNERSHIPパートナーシップ

企業や非営利団体など、さまざまなパートナーシップを生かした取り組み

今治ブランド戦略会議への参画

今治タオル工業組合は、今治市が推進する「今治ブランド戦略会議」に参画しています。同会議は、人や企業、組織、衣食住などのライフスタイル、スポーツや文化・デザインなど市内にある様々なコンテンツを一つの魅力ある“ストーリー”として取りまとめ、今治市の認知度や求心力を高める新たなブランドイメージを構築・発信することを目的に2018年より設置されています。
アイアイ今治公式サイト 
iiimabari.jp

持続的な地域活性化に向けた『今治ブランド戦略会議』を設置、総合監修にクリエイティブディレクターの佐藤可士和氏が就任

障がい者アート活動支援

2021年度より、愛媛県障がい者アートサポートセンター(松山市)と協力して障がい者アート活動等のサポートを開始。 作品の展示・販売、デザインコンペ参加や商品化などに取り組み、障がいのある方の自立や社会参加促進を応援しています。

【 内容 】
(1)今治タオル本店併設「imabari towel CAFÉ」にて作品を展示・販売
(2)「愛顔 (えがお)ひろがる えひめの障がい者ART展2021」に協賛し、2022年2月5日〜16日には同展の“巡回展”をテクスポート今治で開催
(3)2021年度、愛媛県の委託事業として同センターが「障がい者アートデザインコンペ」に初めて取り組み、メーカー3社(大磯タオル、コンテックス、ハートウエル)が最優秀賞を受賞し商品化

障がい者アートデザインコンペ表彰式の模様
https://www.ehime-swc.or.jp/blog/2021103011373708

東予がん患者と家族の会にタオル寄付

東予がん患者と家族の会(今治市、伊藤幸恵代表 )では、抗がん剤の副作用で脱毛した方のためにタオル地を使った帽子を手作りし、希望者に無料配布する活動を行なっています。
今治タオルは、この活動に賛同し、2022年1月13日にタオル地帽子の素材としてフェイスタオル100枚の無償提供を行いました。
タオル地帽子の製作は、総合学習の一環として、2019年からは市内中学校の生徒も取り組み、注目を集めています。

日本ユニセフ協会への寄付

今治タオル工業組合が行う共同購買事業で販売している化粧箱に付属する、今治タオルのブランドロゴマークが入ったラベルの販売1枚につき3円を、公益財団法人日本ユニセフ協会へ寄付し、ユニセフの活動に貢献しています。

【 支援先について 】
日本ユニセフ協会は、現在先進国を中心に33の国と地域に設置されているユニセフ協会(国内委員会)のひとつです。すべての子どもの命と権利を守るため、約190の国と地域で活動しています。
日本ユニセフ協会活動報告 
unicef.or.jp/about_unicef/activity/

【 支援実績 】
2007年10月~2022年3月:39,891,996円

WWFジャパンへの寄付

オフィシャルショップで販売している紙製ショッピングバッグの売上の一部(5%)を、WWFジャパン(公益財団法人 世界自然保護基金ジャパン)へ寄付し、環境保護を支援しています。

【 支援先について 】
WWFジャパンは、自然の中に人間が存在するという自然観を取り入れ、国内外の自然保護活動に取り組む団体です。
WWFジャパン活動報告 
wwf.or.jp/activities/news_and_reports

【 支援実績 】
2020年6月~2021年5月 200,000円
※寄附金額の年間最低保証200,000円

今治タオル オフィシャルショップ 7月1日からショッピングバッグを紙製に切り替え有料化

災害支援

東日本大震災義援金としてオフィシャルオンラインストアの収益の一部を含めて日本赤十字社に寄付(2011年~2015年)、西日本豪雨の被災地支援として物資(タオル)を提供(2018年7月)など。

【 支援先について 】
日本赤十字社活動内容・実績 
jrc.or.jp/activity

【 支援実績 】
2011年~2015年:東日本大震災義援金 計9,500,000円
2016年4月:熊本地震物資提供 タオル1,000枚
2018年7月:西日本豪雨物資提供 タオル12,000枚
2019年10月:台風19号物資提供 タオル10,000枚