それは「水を吸う」ということが大前提のタオルには、当たり前のことのように思えます。
しかし、タオルを一番初めに利用する際、皆様一度洗濯してから利用されませんか?
それは、本来のタオルの姿を想像すれば、明らかに不自然なことなのです。
今治タオルは「最初に洗濯せずに利用するタオル」そして
「柔軟剤を使用して洗わないタオル」として、
タオル片を水に浮かべ、5秒以内に完全に給水し、水に沈むかどうかを
「未洗濯」と「3回洗濯」の2回に分けて検査するという
厳しい品質基準をクリアした商品のみを認定しています。
なぜなら、良く水を吸い、使用後にさらっとした感覚が、本当に
「使って気持ちの良い」タオルであり、本来持っているやさしいやわらかさで
毎日の生活を豊かにするものであるからです。
良く水を吸い良く乾く、タオルの基本を踏まえた上で、
綿が本来持っているやさしいやわらかさを引き出し楽しんでいただくために、
用途・目的を踏まえ、吟味(厳選)した、良質の綿を使用しています。
店頭でじっくりとタオルを触って購入したものの、実際に使ってみた際に、イメージし期待していたほどの吸水性が得られなかったり、数回洗うと水を吸うようにはなったけれど、店頭で感じたやわらかさが失われたような印象を受けるタオルを手にしたことはありませんか?これが、「タオルはどれでも同じ」といった思いを持つ人が多い理由です。
「タオルはどれでも同じ」という誤解を解くためには、実際にタオルを見て触って感じたイメージや期待に応えるタオルに出会う他ありません。どんなタオルが好みで、いつ、どんな時に使うのか。そしてそれを長くご利用いただくために、今治タオルから見る「正しいタオル」のあり方・選び方をご覧いただき、貴方の期待に沿える良質のタオルと出会ってください。
柔軟剤が付加されているか付加されていないかによって、かたい/やわらかいの感触は大きく左右されますが、
柔軟剤が付いていないタオルの中で、かたい/やわらかいの差を見分けるポイントは2つあります。
- かたい ・・・・・
(1)輪奈≒ループとなっているパイルの糸に、撚りの強い糸が使われたタオル。
(2)ヨコ糸密度の詰み、生地の握り感(コシ)が強くなったもの。 - やわらかい ・・・
(1)輪奈≒ループとなっているパイルの糸に、撚りの甘い糸が使われたタオル。
(2)ヨコ糸密度が荒く、生地の握り感(コシ)が弱くなったもの。
糸の根本をグリップした状態で織られるパイルの糸は、洗濯し乾燥するごとに少しずつよじれが強まり固くなっていきます。
相対的に、撚りの強い糸はこのスピードが速く、撚りの甘い糸はこのスピードが遅くなりますので、パイル糸に撚りの強い糸を使用した生地は硬くなりやすく、撚りの甘い糸を使用した生地は硬くなりにくいということになります。
また、綿糸もしくは生地を晒した(精錬漂白した)時点で、綿糸に含まれている油脂分と蝋質をいくらか残しているかどうかによって、生地が硬くなるスピードが左右されます。
タオル生地は、浸透圧と毛細管現象により水を吸います。この両方の現象が阻害されると、水を吸わない(吸いにくい)タオル生地になります。以下5点が満たされたタオルの生地であれば、使い始めからよく水を吸ってよく乾きます。
残念なことに、水滴をタオルの生地に垂らすことなく、使い心地の良いタオル、使い心地の悪いタオルの評価を大きく左右している、吸水性を完全に見分けることはできませんが、見て触ってイメージした使い心地(水を吸い取るイメージ)と実際に使った使い心地(水が吸いとられる感触)のギャップはこういったことから起こっているのです。
- 織り上げ後、疎水性のバインダーを使用した機能加工が付加されてない
- 樹脂系顔料プリントが前面に施されていない
- きちんとした晒し(精錬漂白)と糊抜きがされている
- 撚りの強い糸を使用していない
- 一定濃度以上の柔軟剤が添加されていない



















